今回、皇室バッシングをまとめてみてわかったこと。
会場では時間の関係で省いたのだけれど、
所感として「大衆はことごとく間違う」ということ。
たとえば美智子さまが失声症になった端緒ともいえる
『宝島30』の大内糺(仮名)の記事に、こんな一文がある。
正直申し上げて、バイニング夫人の教育を受けた今の陛下と、
クリスチャンの聖心女学院出身の皇后陛下に、
真に国民が望む天皇、皇后を体現されることを期待するのは、
いささか無理があるように思われる。
平成という時代を振り返ることができる今、
これがとんでもない思い違いであったことは明白だ。
またシリーズで取り上げた『WiLL』西尾幹二氏の
一連の記事では、雅子さまについて仮病だの
ワガママだのとバッシングした上で、こんな一文。
日本人の信仰の中心であるご皇室に
反日左翼の思想が芽生え、根づき、葉を広げ、
やがて時間が経つと取り除くことができなくなる
「国難」について私は語ってきたつもりだ。
それは皇太子妃殿下の心に宿る「傲慢」の罪に
由来すると見た。
祝賀パレードのあの雅子さまの涙に、
傲慢の罪があると思った人は、一体どれだけいるか???
そして今回の小室さんの説明文書と
昨日報じられた解決金の話題。
率直に言って、練りに練って、考慮に考慮を重ねて
対応されているなあという印象を持った。
「年がら年じゅう、できあいの決まり文句、
偏見、観念の枝葉末節、簡単にいえば、
偶然かれの頭のなかにたまった空虚なことばを
たいせつにして(オルテガ『大衆の反逆』)」いる
大衆のネットの書きこみなど、織り込み済み。
それでも誠実であろうとされている。